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転院で検査やり直し? -大腸がん闘病記10-
【入院13日目-転院1日目】
入院13日目の朝、K病院を退院後、その足でS病院に向かった。
まだ改築間もないのか、前の病院と比べて随分綺麗だ。
まずは受付を済まし、診察を受ける。
病院を変わったので採血、レントゲン、CT、心電図もまた行った。
ベッドは午後から空くということで、少し待った。
どこも一杯だね。
病室が決まって落ち着いた。
部屋は窓側で明るく開放的だった。
この病院では患者の手首に、バーコードを印された輪っかを巻いている。
患者の取り違えなどを防止するためかな?
ヘモグロビン値をもう少し上げたいとのことで、鉄剤を入れることになった。
名前のとおり、黒っぽい薬剤だった。
バーコードをピッとやり、点滴を始める。
以降、この作業は必須だった。
その後、外科医師と看護師が何人か挨拶に来られた。
ドラマの通り、外科医はチームになってるらしい。
その後、例によって検査の同意書やら概要やらの説明書が何枚も来た。
明日から1週間以内に全ての検査をぶち込むらしい。
やはり切羽詰まった状況なのか?
自覚症状がないので、切迫感がまるでない。
検査内容を見ると、
・肺機能分画、フローボリューム
・上部消化管内視鏡
・大腸内視鏡
・心臓超音波(エコー)
・大腸CT(造影剤)
・腹部超音波(エコー)
・肝臓プリモベスト(MRI)
とあった。
あちゃ~、内視鏡と造影剤CTまたやるのか~。
病院を変わったので、仕方ないけど。
がんが見つかるまでは、内視鏡検査を避け続けていたが、ここで一気にツケが回ってきた感じ。
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