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貧血で入院!~輸血するまで-大腸がん闘病記4-
その頃から通勤時、駅の上り階段が少しずつキツくなってきた。
駆け上るとやけに息が切れる。
年かな…?
普通に早歩きをしている分には問題なかったので、深くは考えなかった。
しかし、日数が経過する度にキツさの度合いが増してくる。
いくら加齢にしたって、ペースが早いのではないか?
何か病気では?とも思ったが、食欲もあるし体重が減ったりもしていない。
診断の1ヶ月ほど前から、少しずつだが次のような症状も出てきた。
・夜中に目が覚めるようになった。眠りが浅いような気がする。
・仕事中(特に昼食後)に猛烈な眠気に襲われるようになった。
↑※夜眠りが浅いから、昼間眠いんだと簡単に考えてしまった。
・階段だけでなく、早歩きでも疲れるようになってきた。
・歩いた後、休憩しないと次の作業に移れない。
↑※これは少しやばいのでは?とようやく思い始めた。
・顔色が悪いと妻から言われた。そう言えば少し青い気がする。
↑※鉄分の多いものを意識して食べるようにしだした(今更だが)。
・何気ない動作の時に、クラっと立ちくらみがあった。
↑※これって貧血か?とようやく気づいた。
ネットで調べてみた。全て貧血の症状だった..。
男性の貧血の場合は消化管からの出血の可能性が高いとのこと。
やはりか?
目立たない程度に少しずつでも、毎日出血していればそれなりの量になってしまうのだろう。
もう待ったなしで、土曜日の朝に近所の総合病院に行ってみた。
症状を言ったら、内科だという。
採血をしてから診察後、しばらく待っていると医者が飛んできた。
医師:「ヘモグロビン値が6.2で、正常値の半分以下です。重度の貧血です。」
自分:「・・・!?」(そんなに減ってた!)
医師:「このままですと、心臓の方が先に参ってしまいます。」
自分:「・・・」(苦しいはずだ..)
医師:「また月曜にお越し頂くよりは、今から入院して頂いて、輸血を含めた処置を行うことをお勧めします。」
自分:「今から入院ですか?」
医師:「はい。貧血状態が改善されないと、検査を行うこともままなりません。」
自分:「分かりました。お願いします..。」
その後は迅速だった。
看護師さんが入れ替わり立ち替わりきて、ベッドに寝かされ、パジャマに着替えさせられ、注射を打たれ、点滴が始まり・・・
ものの数分で立派な入院患者になってしまった。
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