手術後に抗がん剤(ユーエフティ・ユーゼル)使用を勧められる(手術後15日目)-大腸がん闘病記26-
【手術後15日目】手術後初の通院
妻から前もって予告されていたが、やはり医師からは抗がん剤を勧められた。
受けるか、受けないか?という選択肢ではない。
点滴か、内服か?の選択肢だった。
薬名はユーエフティとユーゼルを合わせて服用するらしい。
がんの再発率が、30%強から10%程度下がるとのこと。
しかし、それには選ばなくてはならない。
点滴の場合は、初回は入院、その後は月に一度、通院して一回当たり数時間の時間がかかってしまう。
その代わり、半年間で済み、内服より効果が高いという。
内服の場合は毎日服用すれば良いだけだが、一年間は続けなくてはならないという。
その時点では、時間を取られたくないという思いが強く、ほぼ内服にすることを決めていた。
その後、薬剤師から副作用の説明があった。
今の抗がん剤は副作用が少ないとは聞いていたが、そうでもなさそうだ。
考えられる副作用の内容は大体以下の通りという。
少し不安は残ったが、とりあえず内服にすることを医師に伝えた。
その夜、ネットで【抗がん剤 副作用】で調べてみた。
すると出るわ出るわ副作用(笑)。
症状の出方は先程の箇条書きの内容の感じだが、それをオーバーに書いてあるのか、
が控えめに書いてあるのかは分からない。
一通り見たところで、すっかり受ける気が失せていた。
いくら再発率が下がっても、正常な細胞を痛め付け、寿命が縮むようでは意味がない。
自分の場合、体が頑丈ではない。
免疫力もさほどではなく、基礎体力もない。
新陳代謝の良さだけがとりえだったのだ。
抗がん剤はその新陳代謝に大打撃を与えるとのこと。
それに・・・
・下痢 → 大腸がんの後に下痢はキツいのでは..。
・貧血 → まだ完全にヘモグロビンの数値が戻っていないのに!
・食欲不振 → 自分がそれをやったらアウト。今まで熱を出しても食欲だけはなくならなかった。
・発疹 → 皮膚が弱いんだって..。
それに薬価のこともある。
月当たり5万円とかそれ以上かかるらしい。
高額療養費が使えるとしても、何ヶ月もある程度の金額を負担し続けなければならない。
次の日、病院に連絡し、抗がん剤治療を断った。
その後、通院した時にも強く勧められるようなこともなかった。
さて、これからが勝負。
食事にも注意し、やっぱりやっておけば良かったとはならないようにしたい。
もう手術はごめんである。
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