- Home
- 体験談2(入院と手術)
- 痛くなかった?大腸内視鏡検査 -大腸がん闘病記7-
痛くなかった?大腸内視鏡検査 -大腸がん闘病記7-
【入院4日目】
朝一の採血で、ヘモグロビンが12程度まで上がったのが確認された。
まだ正常値まで戻らないが、数値的に検査は十分できるらしい。
ここまで輸血を6単位ほど行ってきたおかげだろう。
ちなみに1単位というのは、全血換算で200mlだが、実際に入れるのは濃厚赤血球なので約140mlらしい。
昔行った献血が今頃こんな形で返ってくるとは予想もしなかった。
その後、2Lほどの見た目ポカリスエット似の液体が来た。
洗腸剤と呼ばれるもので、1時間以内に2L全部を飲み干さなければならないらしい。
下剤とは違うので、お腹が痛くなることはないという。
確かに一昨日の下剤をこれだけ飲んだら、ショック死しかねない。
飲んでみると、何の事はない。
ポカリスエットをまずくしたような味だ。
難なく2Lを飲み干した。
トイレの回数はさらに増えて、その日だけで12回も下痢をした。
午後、大腸の内視鏡検査を行った。
検査の前にお尻の側が開いている紙パンツをはいた。
上から検査着をかぶる。
台の上に横向きで寝て両ひざを胸に付ける。
まな板の鯉だ。
大腸が動かないように、肩から筋肉注射で鎮痙剤を入れた。
同時に鎮静剤を点滴から入れる。
頭がボーッとしてきた。
肛門から内視鏡が入れられるのが分かる。
予想に反して、痛みは全くなかった。
何だ、こんな簡単ならもっと早く検査を受ければ良かった。
そんな考えがぼやけた頭によぎる。
ボーッとしたまま、車いすで病室まで戻ってきた。
病理の検査結果は、今週末までに分かるらしい。
後4日だ。
Copyright © 大腸がんブログ -S状結腸がんステージ3b-