五分粥開始(手術後5日目) -大腸がん闘病記21-

【手術後5日目】 五分粥開始 ○対戦相手:傷口の痛み (再戦) ○任務:便の正常化
明け方にまた痛み出した。
傷口かと思ったら、もっと右側で脇腹に近い。
昨日と同様、その場で痛み止めを飲んだ。
医師に聞くと、患部だけでなく、周囲に痛みが出ることは良くあるので、さほど心配はないですよとのこと。
確かに大腸が20cmほど短くなったため、その周囲に色々影響が出るのだろう。
むしろ多少の痛みが出て、当然のような気もしてきた。
痛みが多少収まると次は便だ。
朝の3回は超特急だったが、昨日の昼からは三分粥なので、少しは変わってくるかも知れない。
今日はドレーンが抜けた。
ドレーンは大腸の患部から外まで延ばしている菅である。
手術後、患部から浸出液が体外まで出てくるが、その状態を見て、色々と判断できるらしい。
どす黒くてもダメ、かといって鮮血でもダメとのこと。
自分の場合は良い感じですと言われた。
手術から何日か経っているので、浸出液の量も減っている。
食事が始まってしばらく様子を見たが、特に問題ないらしい。
外す時の痛みは一瞬だった。
それよりもズルズルと引きずり出された菅が、思ったより長いことに驚いた。
割合太い菅なのに、抜いた後血が出ない。
血管がない部分なのか?
そのためかドレーンを抜いた後は、ガーゼを重ねて当てて、テープで止めて終わりだった。
1日でふさがるという。
それまでは傷口やドレーンが出ている部分を保護するため、腹帯をしていたがもう外しても良いという。
まだ不安だったので、結局そのままにした。
ところで昼食は五分粥だった。
と言っても三分粥との違いがあまり分からない。
エネーボはもう付いてこなかった。

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